オーステンデ (Oostende)
初期は小さな寒村にすぎなかったが、1265年頃に都市特権を授かり、市場が定期的に開かれていた. 北海に面した港を擁していたため、古くからオランダ・スペインの係争地となった. 八十年戦争においてスペインからの独立を支持したオーステンデは、1601年から1604年までスペイン軍に包囲され、解放されるまでに8万人以上の死傷者を出した. 1838年、ブリュッセルと鉄道がつながり、1846年からイギリスへ向けてフェリーが就航した. ベルギー王室は、オーステンデをリゾート地として愛し、特にレオポルド1世とレオポルド2世はたびたび休暇を過ごした. 第一次世界大戦中はドイツ軍に占領され、ドイツ海軍のUボート基地があったため、1918年にイギリス海軍の攻撃を受けた.